[東京 10日 ロイター] - 前場の東京株式市場で、日経平均株価は前営業日比79円06銭高の2万0769円77銭となり6日続伸した。取引時間中としては2015年8月11日以来約2年2カ月ぶりの高値を付けた。TOPIXも続伸し、年初来高値を更新した。

先週末の米雇用統計を受けて、米国での年内利上げ期待が高まったが、米国株は底堅く推移し、日本株の追い風になった。北朝鮮・朝鮮労働党の創立記念日に当たり、地政学リスクも意識されたが、ひとまず過度な警戒感は後退。日本の中間期業績発表が近づいており、業績上ぶれ期待は根強く、先物のショートカバーが相場を押し上げた。

東証1部の午前中の売買代金は1兆2261億円に上った。セクター別では建設や、倉庫・運輸、サービスといった内需関連が買われた。半面、アルミや銅の製品の一部で検査証明書のデータ改ざんが発覚した神戸製鋼所<5406.T>に売り注文が殺到。ストップ安売り気配で前引けを迎えた。これに伴い、業種別指数の鉄鋼が2%安。先週末に買われた保険も軟調だった。

市場では「米利上げ観測の高まり自体は、為替を通じ日本株にはポジティブ。先高期待も続いている」(三木証券・投資情報部課長の北澤淳氏)との声が出ていた。

東証1部の騰落数は、値上がり1234銘柄に対し、値下がりが687銘柄、変わらずが106銘柄だった。