40歳頃から気づき始める様々な肌悩み

 シミは、紫外線によってメラニンが生成されることで発生する。通常は、皮膚のターンオーバー(皮膚細胞の生まれ変わり)によって、メラニンは皮膚表面から自然に押し出される。しかし、加齢や紫外線ダメージでターンオーバーのサイクルが乱れると、メラニンが皮膚内部に蓄積され、シミができるのだ。

「乾燥小じわは、肌表面の水分不足が原因です。肌のうるおいが不足することでハリが失われ、目尻や目の下などにシワが生じます。またカミソリ負けは、カミソリで髭を剃った後に、ひりひりしたり赤くなるなどの炎症が起きた状態です。とくにミドル男性は長年の髭剃りで、カミソリによるダメージが蓄積されています。」

 テカリが生じる部分は、Tゾーンと呼ばれる額と鼻のライン。若い時の肌は細かい凹凸があり、その凹凸があることで光を反射しないためテカリにくいのだが、年齢を経るとだんだんと凹凸が少なくなり、同じ皮脂量でもテカって見えるようになる。この凹凸を一般的には「肌のキメ」といい、若い肌の「キメが細かい」というのは凹凸が細かい様子を指す。

肌のギラつき、テカり

※出典:「男の肌総研」(https://diamond.jp/articles/-/143391

「くすみはキメの乱れによって生じます。当社では“印象肌”の研究を行なっていますが、その研究により、老けて見えるのは肌の色味が暗くなってくすんでしまうから、ということがわかっています。つまり、くすみは印象に大きな影響を与えるのです。最後のハリ不足は、肌に触ったときに跳ね返る力が弱まることです。」