[バルセロナ 10日 ロイター] - スペイン・カタルーニャ自治州のプチデモン首相は10日、独立の権利を主張する一方、中央政府との協議を可能にするため、正式な独立宣言は延期すると発表した。

首相は州議会に対し「住民投票の結果、共和国としてのカタルーニャ独立を実現する権利を得た」とした上で「問題解決での合意に不可欠な話し合いを行うため、宣言の効力の一時停止を提案する」と述べた。

プチデモン氏とカタルーニャの政治家はその後、カタルーニャの「完全な主権」を主張する文書に署名したが、法的効力があるかどうかは不透明だ。

文書では「全ての国や国際機関にカタルーニャ共和国を独立主権国家として認めるよう求める」としている。

ラホイ政権はカタルーニャを巡る対応を11日に協議する予定だ。

プチデモン氏の演説を受け、州議会による独立宣言採択を大画面で見ようと議事堂の外に集まった独立支持派の間では落胆が広がった。

中央政府は「法律で認められている範囲内」での対話を行う考えを重ねて示しており、このことは、中央政府にとり独立は選択肢にないことを意味していると解釈されている。

また、中央政府のサエンス副首相は、中央政府との交渉でプチデモン首相が求める欧州連合(EU)などの仲介を拒否する考えを示した。

カタルーニャの独立宣言を巡っては、ラホイ政権だけでなく、EUのトゥスク大統領も反対している。

また、フランスのマクロン大統領は、スペインはこの問題に対処できるとし、EUの仲介は必要ないとの考えを示している。

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