[10日 ロイター] - <為替> ユーロ/ドル<EUR=>が上昇し1週間ぶり高値をつけた。8月のドイツ貿易統計で輸出が1年ぶりの大きな伸びとなったことに加え、欧州中央銀行(ECB)のラウテンシュレーガー専務理事が来年の資産買い入れ縮小と将来的な買い入れ終了の必要性に言及したことが材料となった。ドル/円<JPY=>は112円台前半での取引。

<ロンドン株式市場> 反発して取引を終えた。FT100種は約2カ月ぶりの高値で引けた。英国の欧州連合(EU)からの離脱(ブレグジット)が軟着陸できそうとの見方から銀行株が買われた。

クレディスイスは、銀行大手ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)<RBS.L>とロイズ・バンキング・グループ<LLOY.L>の投資判断をそれぞれ「アウトパフォーム」と「中立」に引き上げ、株価は1.9%、0.8%上昇した。

中型株ではドミノ・ピザ<DOM.L>が8.9%上昇した。過去2年間では最大の上昇となった。英国での第3四半期の販売が改善したのが好感された。

<欧州株式市場> 小幅反落して取引を終えた。スペイン・カタルーニャ州が独立を宣言すれば、スペイン市場や他市場に混乱が及ぶとの懸念がくすぶった。スペインの金融株に下落が目立った。サンタンデール銀行<SAN.MC>とバルセロナに本社を置くカイシャバンク<CABK.MC>はそれぞれ2.9%、2.2%下げた。

一方、スペインの風力発電機大手シーメンス・ガメサ<SGREN.MC>は3.4%上昇した。ゴールドマンサックスが投資判断を「買い」に引き上げたためだ。風力発電市場の成長で利益を得やすい位置にいるという。

フランスの高級ブランド、LVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)<LVMH.PA>が発表した第3・四半期決算は市場予想を上回る内容となり、2.3%上昇した。クリスチャン・ディオール<DIOR.PA>とグッチを傘下に持つケリング<PRTP.PA>もそれぞれ1.7%、2.2%上がった。

<ユーロ圏債券> スペイン国債利回りが上昇。独立問題で揺れるカタルーニャ自治州の情勢をにらみながら神経質な展開となった。スペイン10年債利回り<ES10YT=TWEB>は2.5ベーシスポイント(bp)上昇し1.70%。前日は1.64%まで低下していた。利回りは朝方に上昇した後、一時的に低下したものの、その後再び上昇に転じた。ドイツ10年債利回り<DE10YT=TWEB>は0.45%と横ばい。他のユーロ圏国債利回りも小動きで推移した。

中央政府は、憲法第155条を発動すれば同州の自治権を剥奪することができるものの、そうした「最終手段」は緊張を高めるだけで、ラホイ政権への追い討ちになりかねないという。

こうしたなか、カタルーニャ州では前日、市民の間で銀行口座を州外に移管する動きがみられた。ECBがこの日実施した週間の資金供給オペは、銀行への供給額が213億ユーロと、前週の32億ユーロから急増した。