[ワシントン 10日 ロイター] - 米海軍の駆逐艦「チェイフィー」が10日、南シナ海で中国が領有権を主張する西沙(パラセル)諸島の人工島近くを航行した。米当局者3人が匿名を条件にロイターに明らかにした。

駆逐艦の航行は、中国による「過剰な海洋権益」の主張に対抗する「航行の自由」作戦の一環として行われたという。

ただ今回は、前回8月にこの作戦を実施したときとは異なり、駆逐艦は中国が造成した人工島から12カイリ以内の海域には入らず、近くを航行しただけだった。国際法上、領土から12カイリ以内の海域は領海とみなされる。

米国防総省は今回の作戦について直接コメントしなかったが、米国が定期的に自由の航行作戦を行い、今後も続ける方針を明らかにした。

米政権は中国の海洋進出をけん制する一方、北朝鮮の核・ミサイル開発問題への対応では中国との協力を模索している。

トランプ大統領は来月、初めてのアジア歴訪で中国にも立ち寄る予定だ。