[パロアルト(米カリフォルニア州) 10日 ロイター] - 米ダラス地区連銀のカプラン総裁は10日、今後の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げに対し先入観を持たない姿勢で臨むと表明した。

総裁はスタンフォード大学経済研究所での講演のために準備した演説で「今後(米連邦準備理事会、FRB)の会合では、金融緩和の縮小に対し先入観を持たずにいるつもりだ」と述べた。

さらに、米経済は完全雇用という目標に向けて前進しているとの見解を示し、利上げの可能性を重視する中で、インフレ加速を示す兆候が増えることを期待していると示唆した。

今年のFOMCで投票権を持つカプラン総裁は、失業率が9月に4.2%へ低下したにもかかわらず、グローバル化とテクノロジーがインフレを抑制していることを懸念していると表明。完全な状態に近づいている雇用が一定のインフレ押し上げにつながっている一方、長期的な圧力は逆風にもなっているとの見方を示した。

総裁は「ある程度の期間にわたって、労働市場の緩み(スラック)解消における継続的な進展を評価し、循環的な力を積み上げることで、中期的にインフレ率2%という目標に向かって進展するといったように、構造的な逆風を相殺する見通しがあるとの証拠を探すつもりだ」と話した。

*内容を追加しました。