[ニューヨーク 10日 ロイター] - ニューヨーク(NY)連邦準備銀行が10日公表した9月の消費者調査によると、1年先の期待インフレ率は2016年1月以来の低水準近辺にとどまった。1年先の賃金と家計の状況への見方が悪化したことを反映した。

一方、3年先の期待インフレ率は上昇した。

1年先の期待インフレ率は2.5%と前月から横ばいとなった。3年先の期待インフレ率は2.8%と、8月から0.2%ポイント上昇した。

NY連銀は「賃金、支出、所得の伸び、住宅価格、財政状態、株式市場に関する見通しがすべて悪化した」と指摘した。

期待インフレ率は1年先、3年先ともに調査が開始した2013年中旬から全般的に低下傾向にある。この間、インフレ指標の大半は連邦準備理事会(FRB)が目標とする2%を下回ってきた。

イエレン議長をはじめとする複数のFRB当局者は最近、物価上昇率の低迷は一時的である公算が大きいとの見方を示しており、12月に追加利上げを実施するのを阻む要因とはならない可能性がある。

NY連銀は調査を外部機関に委託。約1300人の世帯主を対象にインターネットを通じて実施された。