Column
世界で蓄積した経験をもとに
医療情報の外部保存サービスを提供

GEヘルスケア・ジャパン
ヘルスケアIT本部 大塚孝之 本部長

 GEヘルスケアはすでに10年前から米国で医療情報の外部保存サービスを提供しており、これまでにカナダ、フランス、シンガポールなど8ヵ国で実績があります。

  その経験と技術をもとに日本のニーズに合ったサービスとして開発したのが、クラウドコンピューティングを活用した『医知の蔵(いちのくら)』です。

  米国で医療情報の外部保存に対する関心が高まったのは2001 年の「同時多発テロ」がきっかけでしたが、今回の震災によって、日本の病院でも「患者さんの大切なデータを災害から守りたい」という思いが強まっているのを実感しています。

  いまのところ保存できるのは画像データのみですが、ゆくゆくは業界や行政とも連携しながら、電子カルテなど広範な医療情報を一緒に保存できる環境を実現したいと考えています。