10月11日、スペイン・カタルーニャ自治州が10日、独立の権利を主張する一方、中央政府との協議を可能にするため、正式な独立宣言は延期すると発表したことで、スペイン政府との間のこう着状態は新たな局面に突入した。現在の政治的危機は今後、いくつかの展開が考えられる。写真は独立賛成派の人々。バルセロナで撮影(2017年 ロイター/Gonzalo Fuentes)

[11日 ロイター] - スペイン・カタルーニャ自治州が10日、独立の権利を主張する一方、中央政府との協議を可能にするため、正式な独立宣言は延期すると発表したことで、スペイン政府との間のこう着状態は新たな局面に突入した。

 現在の政治的危機は今後、いくつかの展開が考えられる。

●政府の対応

 スペインのラホイ首相は、独立宣言への対応を協議するため、11日に緊急閣僚会議を招集。10日夜には、最大野党である社会労働党のサンチェス党首と会談した。

 首相は、地方政府を解散し選挙を行うという憲法の「非常手段」条項を発動することもできる。

 この手段は実際に使用されたことはない。発動するためには、スペイン政府はカタルーニャのプチデモン州首相に独立運動を断念するよう説得するかどうか、議会採決を行う可能性がある。

 ラホイ首相は、現地時間午後4時(日本時間午後11時)に臨時議会で演説を行う予定だが、独立運動を厳しく弾圧するかどうかにかかわらず、批判は避けられそうにない。

 もう1つの可能性は司法の介入で、検察官がプチデモン州首相や他の政治家に対し、証言を求めることだ。