[ワシントン 11日 ロイター] - 米財務省当局者は、世界銀行はバランスシート(BS)をまずは見直す必要があると述べ、近い将来の世銀の増資に否定的な見解を示した。

世銀グループは2年前、融資機関である国際復興開発銀行(IBRD)の増資について、2017年の世銀・国際通貨基金(IMF)年次総会までに合意するとの目標を設定。同年次総会は今週始まる。

米財務省当局者は10日、ロイターに対し、増資の議論は時期尚早だと指摘。IBRDの金銭的資源の大部分が中国といった十分な借り入れ能力のある国々に結びついていることに疑問を投げかけ、そうした資源を最も必要とする国やプロジェクトに資源を行きわたらせるようにすべきだとの見解を示した。

この当局者は「世銀グループは全体として、バランスシートに関してかなりの作業が必要だというのがわれわれの見解だ」とし、「IBRDの増資を協議するのは早い」と述べた。

一方、世銀の報道官は、世銀として財務能力の拡大に向けた選択肢に関する作業を既に開始しており、「大掛かりな技術的作業が行われている」と述べた。