[東京 11日 ロイター] - 東芝<6502.T>は11日、半導体子会社の東芝メモリが三重県四日市市で建設中のフラッシュメモリー第6製造棟の投資計画を前倒しし、従来、第1期の生産設備と第2期の建屋建設で1950億円としていた金額から、第1期分としてさらに1100億円を追加すると発表した。

データセンター向けのサーバーに用いられる最先端の3次元フラッシュメモリーの需用拡大が見込まれる一方、製造用装置を早期に発注する必要が高まっており、投資金額を前倒しする。

17年度から3年間で9000億円超としていたメモリーの投資総額は現時点では変わらないという。投資前倒しによる2018年3月期業績見通しへの影響はないとしている。

東芝は、東芝メモリの売却を巡り米ウエスタンデジタル(WD)<WDC.O>と係争中。東芝は、WDに昨年5月に買収された米サンディスク社と2002年から四日市でのメモリー生産で協業、投資負担を分担してきた。しかし、WDとの係争の影響で、8月に第6製造棟への投資を単独で実行する発表した。

この日の発表で東芝は、サンディスク社の第6製造棟投資参加について、「現在、同社に提案し協議中」と説明している。

(浜田健太郎)