この20年で時代は大きく変わったが、今後20年の変化は、その比ではない。思いもよらない変化が次々と起きるこれからの社会では、「たくましさ」、「地頭のよさ」、「社交性」が常に求められるのだ。「世界標準の子育て」では、4000名のグローバル人材を輩出してきた著者が、世界中の子育ての事例や理論をもとに「未来の子育てのスタンダード」を紹介していく。

幼少期の親子の関わり方が、子どもの人格を左右する

前回の記事で、子どもの将来を決めるもっとも大事な要素は、「自信の有無」であるとお伝えしました。そして、自信にも2つの種類があり、一つが、「根拠のない自信」。もう一つが、「根拠のある自信」です。

今回は、子どもの人格を大きく左右する「根拠のない自信」について見ていきましょう。

「根拠のない自信」とは、「親から愛されている」という実感であり、親が100%与えるもの。子どもが自分の力で獲得することができません。「根拠のない自信」は、親が子どもを受け入れることで育っていきます。特に、幼少期の親子の関わり方が重要です。

根拠のない自信育ては、スキンシップが一番の方法

最良の方法は、「スキンシップ」です。肌と肌とのふれあいを通して「愛されている実感」を子どもに伝えることができます。

親がギュッと抱きしめてあげると「自分は愛されている」「大切にされている」と子どもは心の底から実感できるのです。赤ちゃんの時はあらゆることに手がかかりますから、親がさほど意識しなくても母子の皮膚接触がたくさんありました。

おっぱいをあげて、抱っこしてあげて、お風呂に入れてあげて、母親は子どもといつもスキンシップができるのです。

しかし、子どもが自分の足で歩けるようになり、身のまわりのことが自分でできるようになるにつれ、肌と肌とのふれあいが減っていきます。すると「愛されている自信」が揺らぎはじめ、情緒が不安定になるのです。