この20年で時代は大きく変わったが、今後20年の変化は、その比ではない。思いもよらない変化が次々と起きるこれからの社会では、「たくましさ」、「地頭のよさ」、「社交性」が常に求められるのだ。「世界標準の子育て」では、4000名のグローバル人材を輩出してきた著者が、世界中の子育ての事例や理論をもとに「未来の子育てのスタンダード」を紹介していく。

習い事は<10年以上>続けることが大切

「根拠のある自信」を育てるために一番重要なことは、始めた習い事をとにかく長く続けることです。1~2年のスパンではなく、学生時代を通して10年ほど続けさせることで、習い事を「特技」に変えます。

必ずしも、「一番になった」という結果は必要ありません。「一番を目指して、物事を真剣に続ける」ということがメンタルタフネスを養います。「10年以上真剣にやってきた」という事実が根拠となって、子どもを挫折や逆境から救い出してくれるのです。

しかし、継続させることは簡単なことではありませんね。ここでは、習い事を継続させる秘訣をご紹介しましょう。

子どもが習い事をやめたくなる理由

そもそも、子どもが習い事を「もうやりたくない!」「やめたい!」と言うのはなぜだかわかりますか? その理由は、「うまくできないから」です。

うまくできないことをやるのは、誰にとっても楽しくありません。たとえば、泳げない子どもをスイミングスクールに入れてもイヤな経験、挫折感を味わわせるだけです。

つまり、子どもの習い事を継続させるには、まずは家庭でルールや基本的な技術を教えてあげなければいけません。水泳教室に入れる前に、お父さんがプールに連れて行き、ストロークの方法、息継ぎのタイミング、飛び込みのコツを教えてあげるのです。

両親が子どもの練習に協力して、周囲より少しだけ能力を伸ばしてあげると、子どもは「自分はできる!」という自信を持ちます。すると「もっとうまくなりたい!」と自分から練習に励むようになるのです。