[東京 12日 ロイター] - 日銀が12日に発表した9月の貸出・預金動向によると、銀行・信金計の貸出平残は516兆8103億円となり、前年に比べて3.0%増加した。伸び率は都銀の鈍化を背景に、前月の同3.2%増から縮小した。

貸し出しが前年比で増加するのは72カ月連続。日銀によると、引き続きM&A(合併・買収)やアパートローンを含む不動産向け融資が増加に寄与している。

業態別の内訳をみると、都銀が同2.3%増の210兆5675億円となり、前月の同2.8%増から伸び率が縮小した。日銀によると、大手行の貸出には大口のM&A案件も多く、実行のタイミングによって振れが生じやすいという。

地銀・第二地銀は同3.6%増の238兆8218億円で、伸び率は前月から横ばい。信金は同2.8%増の67兆4210億円だった。

9月の預金平残は、都銀と地銀・第二地銀の合計で同4.5%増の685兆0584億円で、前月の同4.4%増から伸びが小幅拡大した。法人・個人預金ともに増加基調は継続している。

(伊藤純夫)