「リアップ」19年目で初の後発品登場も痛恨の失態で発売延期華々しいスカルプD「メディカルミノキ5」発表会だったが、2日後に発売延期という残念な展開に Photo by Masataka Tsuchimoto

 日本で唯一、壮年性脱毛症で発毛効果が認められたOTC(大衆薬)として1999年に登場した大正製薬の「リアップ」。これまでOTCの発毛剤市場を独占してきたが、19年目にして初のライバルが現れる。

「スカルプD」シリーズなどを展開する男性用シャンプー大手アンファーが「メディカルミノキ5」(第1類医薬品)の発売を発表したのである。

 メディカルミノキ5は、厚生労働省が壮年性脱毛症の毛髪用剤として発毛効果を認める成分「ミノキシジル」を、リアップシリーズの主力製品「リアップX5プラスローション」と同じ5%配合。容量は共に60ミリリットル。価格もリアップX5プラスローションが7048円(税抜き)なのに対し、7223円(同)とほぼ同じだ。

 ミノキシジルは不安定で製剤化が難しく、メディカルミノキ5は開発に約5年かかった。製剤化の難しさが、リアップの後発品がこれまでなかった一要因とみられる。

 リアップシリーズの2016年度の売り上げ161億円に対し、メディカルミノキ5は20年までに売り上げ90億円到達を目指す。

「足の悩み(水虫薬)と髪の悩みはユーザーが新しい物にすぐ飛び付く」とOTC業界関係者。大人気のスカルプDシリーズで集めたインターネット会員を、メディカルミノキ5にきっちりつなげることができれば、アンファーの掲げる数字は十分に達成可能とみられる。