ダイヤモンド社のビジネス情報サイト
週刊・上杉隆

電撃的“麻生おろし”総会要求署名の渦中、
渡辺・平沼・鳩山「新党」結成の動き!

上杉 隆 [(株)NO BORDER代表取締役]
【第86回】 2009年7月16日
著者・コラム紹介バックナンバー
1
nextpage

 「衆議院の解散ではなく、これでは自民党の解散みたいな解散になっちゃったな」

 こう語るのは元自民党政調会長の亀井静香氏(国民新党代表代行)である。

 逆風に耐え切れず、東京都議会議員選挙で現有議席から10も減らした自民党。石原伸晃都連会長は即日辞任し、党内には総裁を含む執行部の責任を求める声が広まった。

 ところが翌日、麻生首相は電撃的に「解散」を宣言し、未然に「麻生おろし」の芽を摘んだ――、かのようにみえた。だが、現実はそう簡単ではなかった。

 本来、麻生首相は都議選直後の即日「解散」を企てていた。だが、党内からの圧力に屈して、再びブレ、「解散宣言」に後退してしまったという経緯がある。そのツケは、党内からの批判噴出という形で早速、まわってきた。

 「このままの内閣と党で衆院選に突入することは集団自殺に近い」

 元・盟友の鳩山邦夫氏(前総務大臣)がこう危惧するように、麻生首相への風当たりは強まる一方だ。落選に怯える大多数の自民党衆議院議員の本心はどちらかといえばこの鳩山氏の考えに近い。

両院議員総会開催を求め
反麻生派が署名集めに奔走

 案の定、解散阻止、および「麻生おろし」の動きが公然と始まる。さらに、野党から提出された内閣不信任案決議案の採決の直前には、古賀誠選対委員長も辞意を表明し、混乱に拍車がかかる。

 自民党は末期的症状を超え、断末魔を迎えようとしているのだろうか。

 昨夜(7月15日)も、反麻生の自民党議員は、両院議員総会の開催を求めて、深夜まで署名を集める作業に励んでいた。選挙直前であるにもかかわらず、地元での選挙活動を放り出して数多くの自民党議員が署名活動を行っている。

1
nextpage
関連記事
スペシャル・インフォメーションPR
クチコミ・コメント

DOL PREMIUM

PR

経営戦略最新記事» トップページを見る

最新ビジネスニュース

Reuters

注目のトピックスPR


おすすめの本
おすすめの本
宰相不在―崩壊する政治とメディアを読み解く

「お腹の調子が悪い」と政権を投げ出した安倍首相。「あなたとは違うんです」と逆ギレして職を辞した福田首相。そして漢字と空気が読めず政権崩壊寸前の麻生首相。この国の政治の混迷とメディアの体たらくを上杉隆が斬る。1500円(税込)

話題の記事

上杉 隆 [(株)NO BORDER代表取締役]

株式会社NO BORDER代表取締役。社団法人自由報道協会代表。元ジャーナリスト。1968年福岡県生まれ。都留文科大学卒業。テレビ局記者、衆議院議員公設秘書、ニューヨーク・タイムズ東京支局取材記者、フリージャーナリストなどを経て現在に至る。著書に『石原慎太郎「5人の参謀」』 『田中真紀子の恩讐』 『議員秘書という仮面―彼らは何でも知っている』 『田中真紀子の正体』 『小泉の勝利 メディアの敗北』 『官邸崩壊 安倍政権迷走の一年』 『ジャーナリズム崩壊』 『宰相不在―崩壊する政治とメディアを読み解く』 『世襲議員のからくり』 『民主党政権は日本をどう変えるのか』 『政権交代の内幕』 『記者クラブ崩壊 新聞・テレビとの200日戦争』 『暴走検察』 『なぜツイッターでつぶやくと日本が変わるのか』 『上杉隆の40字で答えなさい~きわめて非教科書的な「政治と社会の教科書」~』 『結果を求めない生き方 上杉流脱力仕事術』 『小鳥と柴犬と小沢イチローと』 『永田町奇譚』(共著) 『ウィキリークス以後の日本 自由報道協会(仮)とメディア革命』 『この国の「問題点」続・上杉隆の40字で答えなさい』 『報道災害【原発編】 事実を伝えないメディアの大罪』(共著) 『放課後ゴルフ倶楽部』 『だからテレビに嫌われる』(堀江貴文との共著)  『有事対応コミュニケーション力』(共著) 『国家の恥 一億総洗脳化の真実』 『新聞・テレビはなぜ平気で「ウソ」をつくのか』 『大手メディアが隠す ニュースにならなかったあぶない真実』


週刊・上杉隆

永田町を震撼させる気鋭の政治ジャーナリスト・上杉隆が政界に鋭く斬りこむ週刊コラム。週刊誌よりもホットで早いスクープ情報は、目が離せない。
2011年12月終了、後継新連載「週刊 上杉隆」はこちら

「週刊・上杉隆」

⇒バックナンバー一覧