[ニューヨーク 13日 ロイター] - ニューヨーク外為市場ではドル指数に対しおおむね横ばいで推移した。9月の米消費者物価指数の伸びが予想に届かず、インフレがなお抑制されていることが示されたことが連邦準備理事会(FRB)当局者の懸念材料になるとの見方から、ドル指数は当初は低下していた。

労働省発表の9月の消費者物価指数(CPI、季節調整済み)は前月比0.5%上昇と、8カ月ぶりの大幅な上昇となったものの、予想の0.6%は下回った。また、変動の大きい食品とエネルギーを除いたコアCPIの上昇率は前月比0.1%にとどまった。

主要6通貨に対するドル指数<.DXY>は一時92.749と約2週間ぶりの低水準をつけたものの、その後は上向き、0.02%高の93.072となっている。週初からは約0.75%低下し、5週間ぶりの大幅な低下となった。

ケンブリッジ・グローバル・ペイメンツ(トロント)のグローバルプロダクト・市場戦略部門責任者、カール・シャモッタ氏は、「市場は条件反射的に反応したが、過剰反応だった可能性がある」と指摘。その後冷静になり、ドルに買いが入ったとの見方を示した。

FRBは年初からこれまでに2回の利上げを実施。年内はあと1回の利上げがある可能性を示唆している。CMEフェドウオッチによると、金融市場は12月に利上げが実施される確率が約83%であることを織り込んでいる。

この日はトランプ米大統領が米欧など主要6カ国とイランが2015年に締結した核合意について、イランが順守しているとは「認めない」と表明。核合意の枠組みからの完全な撤退は表明しなかったものの、米議会に対し対イラン経済制裁を再発動するかどうか60日以内に決定するよう要請した。

前出のシャモッタ氏は「トランプ氏が核合意に対し消極的になっていることで世界的にリスク回避の動きが高まっている」としている。

ドル/円<JPY=>は0.37%安。ユーロ/ドル<EUR=>は0.07%安の1.1821ドル。欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁が、ユーロ圏のインフレ率上昇に向けた進展はまだ不十分とし、引き続きかなりの金融刺激策が必要との見解を示したことでユーロが軟化した。シャモッタ氏は「26日のECB理事会に対し出ている観測に対し、ドラギ総裁は確実に冷や水を浴びせた」としている。

ドル/円 NY終値 111.84/111.87 <JPY21H=>

始値 112.14 <JPY=>

高値 112.25

安値 111.70

ユーロ/ドル NY終値 1.1822/1.1824 <EUR21H=>

始値 1.1825 <EUR=>

高値 1.1874

安値 1.1806

(表はロイターデータに基づいています)