[ワシントン 14日 ロイター] - ドイツのショイブレ財務相は14日、保護主義の台頭を警告し、各国により緊密な連携を呼び掛けた。米ワシントンで開かれた国際通貨基金(IMF)の国際通貨金融委員会(IMFC)での演説原稿で明らかになった。

原稿によると、ショイブレ財務相は「われわれはみな、世界貿易の成長の弱さと自由貿易に反する主張の台頭を懸念すべきだ」と表明。「よりオープンであることが必要」との考えを示した。

また、保護主義が成長を妨げていると指摘する一方、貿易の恩恵を受ける人が増えるように各国の連携が必要だと訴えた。トランプ政権下で保護主義的な政策を進める米国を名指しすることはなかった。

ショイブレ財務相は、貿易は数百万の人々が貧困から抜け出すことを助け、多くの国にさらなる安定と繁栄をもたらしてきたと指摘。次の経済・金融危機がいつ起こるかは分からないため、各国は備えておくべきだと警告した。

金融政策については、「世界的に需要を喚起するときではない」と分析。経済の回復力を高めるため、構造改革と確固たる財政政策を実施する方が良いとの考えを示した。