[東京 16日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点とほぼ同水準の111円後半。米長期金利は前週末の米消費者物価指数を受けた低水準からは若干反発したものの、依然2.2%台で低迷し、同金利と相関が高いドル/円相場は、上値を抑えられた。

週明け午前の取引は全般手掛かりに乏しく、短期筋の散発的な買い戻しにドルは小幅上昇したが、一巡後は値動きが鈍った。午後の取引も米長期金利を眺めつつの一進一退となった。

午後3時時点の米10年国債利回り<US10YT=RR>は2.289/2.287%の気配。13日のニューヨーク市場では一時2.273%付近まで低下し2週間ぶりの低水準をつけた。

ドル/円相場と相関が高い米10年債利回りは「低下トレンドにある」(国内金融機関)とされ、ドル/円の先行きについても「目線が下向きになりやすい」(同)という。

難航が予想される米連邦準備理事会(FRB)の次期議長人事については、FRBのフィッシャー副議長が13日に、トランプ大統領はイエレン氏を再任するべきだとの考えを示した。

12日には、トランプ大統領が米スタンフォード大学のジョン・テイラー教授と面談したことが明らかになった。ただ、テイラー氏を巡っては、FRB内に「対立勢力」(外銀)もいるとされ、不透明感が漂う。

結果的に、パウエル理事とウォーシュ元FRB理事の選択肢が現実味を帯びそうだが、「ウォーシュ氏はQE2に何回も反対していて、ばら撒いたドルの回収を続けることが予想される。米国株のバブル崩壊のトリガーになるかもしれない」とマーケット・ストラテジィ・インスティチュート代表の亀井幸一郎氏はみている。

ノムラ・セキュリティーズ・インターナショナルの米金利戦略部門責任者、ジョージ・ゴンカルベス氏は6日、ウォーシュ氏がイエレン氏と最も異なると予想されるのは、現在過去最高値水準にある株式市場に調整が入ったとしても動じないと見られる点と指摘した。

イエレン議長およびバーナンキ前議長は、金融市場の動きに敏感に反応してきた。

市場では海外勢の日本株買いに関心を寄せる声が上がっている。財務省が前週13日に発表した10月1日―7日の対内株式投資は1兆2353億円の買い越しと、13年11月10日─16日の1兆2951億円の買い越し以来、約4年ぶり高水準を記録した。

日本取引所グループ(JPX)の集計でも、10月2日─6日の海外勢の現物株買いは6575億円の買い越しと15年4月第4週以来、2年5カ月ぶりの大きさだった。

ユーロは132円付近と小安い。ユーロは対ドルでも小幅に気配値を切り下げて週明けの取引が始まり、現在は1.1795ドル付近。やや上値が重い。

ドル/円<JPY=>  ユーロ/ドル<EUR=>  ユーロ/円<EURJPY=>

午後3時現在 111.89/91 1.1794/98 132.00/04

午前9時現在 111.86/88 1.1812/16 132.16/20

NY午後5時 111.84/87 1.1822/24 132.19/23

(為替マーケットチーム)