[シンガポール 16日 ロイター] - 格安航空会社(LCC)のエアアジア・ジャパンは16日、初の国内便が29日に就航することを明らかにした。マレーシアのエアアジア(AAB)<AIRA.KL>が新しい提携先と組んで日本市場へ再進出すると発表してから、2年以上が経過していた。

名古屋―札幌便を1日2便運行する。

旧エアアジア・ジャパンはAABと全日本空輸(全日空、ANA)<9202.T>の合弁事業だったが、2013年に両社が提携を解消。「バニラ・エア」に商号変更し、ANAの子会社として継続している。

AABは新生エアアジア・ジャパンの株式49%を保有。エアバス<AIR.PA>製小型機「A320」を2機所有し、名古屋を拠点とする予定だ。提携会社は楽天<4755.T>、オクターブ・ジャパン・インフラストラクチャー・ファンドI合同会社、ノエビアホールディングス、アルペン<3028.T>。

エアアジア・ジャパンは15年に国土交通省から航空運送事業の許可を受けており、当初は16年上期に運航を始めるとみられていたが、これまで当局からの最終的な承認を待たされていた。日本国内では、バニラ・エアやANA傘下のピーチ・アビエーション、日本航空<9201.T>と豪カンタス航空<QAN.AX>の合弁のジェットスター・ジャパンと競合することになる。

AABのトニー・フェルナンデス・グループ最高経営責任者(CEO)は「日本に戻れることになり、大変嬉しい」との声明を発表。「簡単な道のりではなかった。多くの人々が、当社が断念するのではないかと思っていた。だが日本の人々や当社社員のおかげで前進を続けることができた」と述べた。