2~3万円で買えるキャリアの“格安”スマホ、Galaxy Feel、arrows Be、Qua phone QXを全4回で比較している本連載。最後のスタミナチェックはどうなるだろうか?

11
Galaxy Feel
11
arrows Be
11
Qua phone QX

ここまでGalaxy FeelとQua phone QXが1勝ずつ

 1度端末を購入すると、ずっと毎月税抜1500円が割り引かれる「docomo with」対象機種のドコモ「Galaxy Feel」と「arrows Be」、そして使い方次第でトータルコストも大幅に抑えられるau「Qua phone QX」。この3機種をこれまで3回にわたって比較してきたが、初回のスペック&料金でQua phone QXが勝ち、次のスピードチェックは引き分けに。前回のカメラ勝負ではサクサク撮れるGalaxy Feelを勝ちとした。

 その結果、Galaxy FeelとQua phone QXが1勝という展開。ただarrows Beが劣っているというわけではなく、ほぼ互角の勝負になっている。最後のスタミナ勝負が決め手になりそうだ。まずは主なスペックのおさらいから。

 スタミナ関連で気になるのが、連続通話時間。arrows Beが短く、約530分と他の2機種の半分以下。バッテリー容量も2580mAhと小さい。Qua phone QXは連続通話時間は3機種で最も長い約1300分、Galaxy Feelは4.7型と画面サイズが小さく、しかもバッテリー容量は3000mAhと大きいので数字上は有利に見える。

YouTube2時間連続再生ではGalaxy Feelがリード!

 まずはYouTubeの2時間連続再生。音量は中くらいに手動設定、画面の明るさは自動調整任せ、Wi-Fiに接続、GPSは有効にし、同じGoogleアカウントで同期。その他の設定は初期設定のまま。電池の消費経過はアプリの「Battery Mix」を使用する。

 電池残量90%でGalaxy Feelの勝ち。Galaxy Feelは暗所ではかなり画面が明るく見える(テスト中の部屋の明るさは暗め)のだが、それでもこの結果。

 arrows BeとQua phone QXは残量85%で並んだが、画面の明るさは異なり、周囲が明るいとQua phone QXがやたら画面が明るくなるが、暗くなると(実際のテスト中)はarrows Beのほうが明るめに表示される。同じ残量ではあるがどちらを2位にするかと言われればarrows Beになりそうだ。

機能の連続使用ではarrows Beが先行するもGalaxy Feelの勝ち

 続いて複数の機能を連続使用して電池の消費経過を見る。カメラの静止画50枚撮影→動画10分撮影→Kindleの電子コミック1冊読了→マップを起動し30分外出しながらナビ、という流れだ。

 なお外出時はそれぞれのSIM(ドコモ、au)でそのまま4Gの通信を行っている。また電池の消費経過は引き続き「Battery Mix」でチェックした。

 カメラの撮影終了時点ではarrows Beが1%減。ただし、Kindle読了時に5%減、マップで9%減と残量85%で2位に。マップの電池消費がやや大きめだ。途中で逆転したのはGalaxy Feel。電池残量91%とスペックどおりの優秀な結果となった。3位となったQua phone QXはわずかな差ではあるものの最後は残量83%となっている。

Galaxy Feelはたっぷり機能を満載 長く楽しめそう

 いつものように最後は各機種の独自機能や便利機能を簡単に取り上げる。ただし3機種とも新しいスマホとはいえ最先端を走るフラッグシップではない。そのためすごくユニークと感じるような機能はない。

 Galaxy Feelはジェスチャーに反応する機能のほか、Sヘルスアプリを使ったスポーツ・健康管理、イコライザーや多彩なサウンドエフェクトを用意した音質設定、スマホの状態を管理しメモリや電池消費を抑えるメンテナンス機能、指紋センサーやプライベートフォルダを用意したセキュリティ機能とGalaxyの上位モデルゆずりの機能が多数。

 なお初期設定ではドコモ標準のdocomo LIVE UXだが、GalaxyシリーズのTouchWizホーム、かんたんモードも設定を変更すれば利用できる。

11
11
独自のヘルス系機能やセキュリティ機能も用意されている
11
11
UIはドコモ標準のものから、Galaxyシリーズのものに切り替え可能

さまざまなカスタマイズで飽きさせないarrows Be

 arrows BeもGalaxy Feelと同じく機能満載。こちらもarrowsシリーズではおなじみのアプリを呼び出せるスライドイン機能や画面を引き下げるスライドディスプレイ、歩数計に、目に優しいブルーライトカットモードをはじめ画質設定が充実している。

 また電池アイコンのカラー、Super ATOK ULTIAS内のキーボードカスタマイズといった細かい設定変更はarrowsならでは。こちらも初期設定はdocomo LIVE UXだが、富士通独自のNX!ホーム/シンプルを用意している。

 Galaxy Feelは豊富な独自機能を用意していたが、arrows Beは画面デザインの変更がとくに目立つ。長く使っていくなかで機能を使い倒したいのならGalaxy、雰囲気を変えて飽きさせないのがarrowsという印象を持った。

11
11
arrowsシリーズ独自のランチャーや、画面の上半分を下に持ってくる機能も利用できる
11
11
独自バージョンのATOKや独自UIも用意されている

通話設定が充実したQua phone QX

 Qua phone QXはドコモの2機種と比べて通話機能を強化している。利用シーンに応じたマナーモードが用意されており、着信音を段階的に上げるステップアップ着信、聞こえてくる音質を変更する聞こえ調整、不在着信時のSMS返信メッセージが用意されている。

 京セラが開発しているおかげで、同社のスマホでおなじみのエコモードや歩数計機能のデイリーステップも搭載している。

11
11
対象ユーザー層を意識してか通話回りの設定が充実している
11
11
エコ設定や歩数計も

Galaxy Feel2勝目で総合優勝に!

 スタミナテストでは2回ともGalaxy Feelが最後に勝ち、最終回で貴重な2勝目を挙げた。2年間のトータルコストでは一番高かったものの、それだけの価値はある。特にベンチマーク、通信速度、カメラでのスピードで強さを発揮した。ワンランク上の性能が利いたようだ。

 arrows Beはスタミナテストで良好な結果に。勝ち星を挙げてはいないものの、スクロール、文字入力といった実際に操作するテストで最速タイムを出したのも印象深い。

 Qua phone QXはトータルコストで最安だが、一方でカメラの画質がやや気になった。ただプラン次第でMVNO並の安さで使えることを考えると許容範囲だろう。

 ミドルクラスのスマホなので極端に良い結果や斬新な機能は無かったものの、不満となるような部分もない。3台ともストレス無く使えそうだ。


■関連サイト