[ブリュッセル 16日 ロイター] - 欧州連合(EU)は今週開く首脳会議で、英政府とEU離脱後の移行期間や通商関係に関する交渉に入るための準備協議をEU内部で始めることで合意する見通し。首脳会議の声明草案の修正案で16日明らかになった。

ロイターが確認した修正案は、トゥスクEU大統領が英国以外の加盟27カ国の政府に提示したもの。英国のメイ首相を含めたEU首脳会議は19─20日に予定されている。

修正案には、英国のEU離脱後の移行期間や将来の通商関係に関する英政府との交渉方針について、EU当局者に「内部での準備協議の開始」を指示する内容が盛り込まれた。

当局者によると、先に準備協議を始めることで、12月の次回首脳会議で離脱交渉を第2段階に進めることが承認された場合、交渉の遅れを数週間縮めることができるという。

このほか、修正案では、12月の首脳会議後、間もなく通商協議に入る機会を英国に与える案を維持しながら、独仏の立場を考慮し、英国が清算金などについてEUの要求に応じることが条件になると強調している。