[東京 17日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均株価は11日続伸となった。前日の米国市場で主要株価3指数がそろって最高値を更新するなど、良好な外部環境を支えに、年初来高値を連日で更新した。朝方の買い一巡後に高値警戒感から利益確定売りが優勢となって下げに転じる場面があったが、後場にかけて売りをこなして持ち直した。

日経平均は前場に一時138円高となった後は、連騰の反動を警戒した利益確定売りに押されてじりじりと上げ幅を削り、一時24円安に軟化した。ただ、押し目買いを支えに下げ渋り、後場に持ち直した。

市場では「このところは出遅れ株が買われて相場が底上げされてきていたが、きょうは、もともと強いセクターがさらに買われて上値を追うといった、しっかりした展開だった」(内藤証券・投資調査部長の田部井美彦氏)との声が出ていた。高値警戒感はあるものの、下がれば買い遅れた投資家の買いが入っていたもよう。急ピッチの上昇局面では先物主導とされたが、きょうの下押し局面では現物買いが入って相場が持ち直したという。

TOPIXは前日比0.24%高で取引を終了。東証1部売買代金は2兆5532億円だった。業種別では鉄鋼や非鉄金属、機械などが上昇率で上位にランクイン。下落率トップはその他製品で、サービス業がこれに続いた。東証33業種中、21業種が上昇した。

個別銘柄では、検査データ不正問題に揺れる神戸製鋼所<5406.T>が続伸。16日に開いた投資家向け説明会で、同社が当面の資金繰りに懸念はないとの見解を示したと伝わり、これを材料視した買い戻しが入った。ただデータ不正問題に関し、米司法当局から関連書類の提出を求められていることを同社が明らかにしたと報じられ上げ幅を縮小した。

一方、任天堂<7974.T>やソフトバンクグループ<9984.T>は一時1%を超す下落となった。前日比の上昇率をみるとTOPIXバリュー<.TOPXV>がTOPIXグロース<.TOPXG>を上回っており、グロース株よりもバリュー株が選好される地合いが続いている。

東証1部の騰落数は、値上がり971銘柄に対し、値下がりが931銘柄、変わらずが129銘柄だった。

日経平均<.N225>

終値      21336.12 +80.56

寄り付き    21352.17

安値/高値   21230.67─21393.96

TOPIX<.TOPX>

終値       1723.37 +4.19

寄り付き     1727.09

安値/高値    1717.18─1728.97

東証出来高(万株) 159364

東証売買代金(億円) 25532.49