[ニューヨーク 17日 ロイター] - ニューヨーク外為市場では、ドルが主要通貨バスケットに対して上昇し1週間ぶりの高値を付けた。米連邦準備理事会(FRB)議長の後任人事を巡り、トランプ大統領がよりタカ派的な人選を行うとの見方が広がった。

トランプ氏が次期FRB議長候補にスタンフォード大教授のテイラー氏を推しているとの観測が浮上する中、米2年債利回り<US2YT=RR>は上昇し9年ぶりの高水準を付けた。

ウエスタン・ユニオン・ビジネス・ソリューションズ(ワシントン)のシニア市場ストラテジスト、ジョー・マニンボ氏は「テイラー氏は現職のイエレン氏よりもタカ派的と考えられる。彼が議長に就任すればFRBは一層積極的に利上げを行う可能性があり、ドルの押し上げ要因となり得る」と述べた。

主要6通貨に対するドル指数<.DXY>は0.2%高の93.488。一時93.729まで上昇した。CMEグループのFEDウオッチによると、金利先物が織り込む12月の利上げ確率は93%。

MUFG(ロンドン)の為替エコノミスト、リー・ハードマン氏は、テイラー氏が次期FRB議長に選ばれた場合、ドルは当初3─5%急騰してもおかしくない、と予想した。

関係筋によると、他の議長候補としてはパウエルFRB理事、コーン国家経済会議(NEC)委員長、ウォーシュ元FRB理事、イエレン現議長が名を連ねる。このうちウォーシュ氏については議長に指名される確率は低下したとみられている。トランプ大統領はアジア歴訪に出発する11月3日までに後任人事を決定する可能性がある。

ユーロ/ドル<EUR=>は0.2%安の1.1770ドル。一時1.1734ドルと1週間ぶり安値を付けた。前月付けた2年半ぶり高値からは約3%の値下がり。ユーロを巡っては来週の欧州中央銀行(ECB)理事会まで神経質な展開が予想される。

ポンド/ドル<GBP=><GBP=D4>は下落し1.32ドルを割り込んだ。英中銀当局者らの発言は概ねハト派的と受け止められた。

ドル/円 NY終値 112.19/112.22

始値 112.17

高値 112.47

安値 112.13

ユーロ/ドル NY終値 1.1766/1.1767

始値 1.1758

高値 1.1774

安値 1.1737