[マドリード 17日 ロイター] - スペインの国内銀行第5位バンコ・デ・サバデル<SABE.MC>が、最高幹部らの一部をカタルーニャからマドリードに移動させることを検討している。関係筋が17日話した。

サバデルは10月、登記上の事務所を、カタルーニャ州バルセロナ県サバデルから500キロメートル離れたバレンシア州アリカンテ県へ移した。カタルーニャ自治州が独立宣言を巡ってスペイン中央政府と対立する中、法的安定性を求めての移転とみられる。

経済生産でスペイン全体の5分の1を占めるカタルーニャは、スペインからの段階的独立により、欧州連合(EU)を離脱し、多くの預金者や企業が懸念しているように、現在の消費者保護が提供できなくなる可能性がある。

関係筋の話では、プチデモン自治州首相が中央政府からの要請にある19日までの独立計画中止を拒んだ場合、サバデルの取締役会は次回26日の会議でOliu会長や部門責任者らをマドリードに移すことを協議する予定。「まだ何も決まっていないが、決定は自治州首相の次の出方にかかっている」という。

サバデルはコメントを控えた。

同行の決算発表はマドリードで行われる。

マドリードへ移動するのは全社員2万6000人のうち少数になるとみられるが、企業の移転は一時的なものにとどまるとの見方を示していた自治州政府にとっては打撃になる。

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