[東京 19日 ロイター] - 財務省が19日発表した9月貿易統計速報は、貿易収支が6702億円の黒字だった。黒字は4カ月連続。ロイター予測中央値の5598億円の黒字を上回った。2017年4─9月の上半期では1兆9190億円の黒字で、4期連続の黒字を記録した。

9月の輸出は前年比14.1%増の6兆8110億円となった。増加品目は原動機(同19.6%増)、半導体等電子部品(同12.3%増)、有機化合物(同31.5%増)など。

地域別では米国向けが同11.1%増で、8カ月連続の増加となった。輸出から輸入を差し引いた収支は6166億円の黒字。中国向け輸出は同29.3%増だった。

一方、9月の輸入は前年比12.0%増の6兆1408億円だった。増加品目は原粗油(同15.0%増)、石炭(同41.8%増)、医薬品(同18.4%増)など。輸入で減少したのは、中国からの携帯電話で同22.2%減となった。「今後の新機種発売を見込み、輸入が控えられた可能性がある」(財務省幹部)という。

この結果、17年度4─9月期の貿易黒字は前年同期比で20.3%減ながら、1兆9190億円を確保した。

米国への輸出は3000cc超の自動車などが堅調で、10.6%増と4期ぶりの増加に転じた。

*内容を追加しました。

(梅川崇)