[ソチ/モスクワ 19日 ロイター] - ロシアのプーチン大統領はテレビ中継された19日の討論会で、異例の激しい口調で米国の対ロシア政策を批判したが、トランプ米大統領への個人攻撃は避け、慎重な発言にとどめた。

有権者の多くは、プーチン氏が西側の「侵害」に立ち向かい、国家としてのプライドを回復してくれることを望んでおり、来年3月の大統領選に向けて反米姿勢を強調したとみられる。

4期目を目指して大統領選に出馬するかどうかについては言及を避けたが、再出馬は広く予想されている。

プーチン氏は、ロシア南部のソチで開かれた外国人学者らとの討論会で時に怒りをあらわにしながら、「わが国が犯した最大の過ちは、あなた方を信用し過ぎたことだ。あなた方はこちらの信用を弱点ととらえ、それに付け込んだ」などと批判した。

米国は国内のロシアの外交施設を閉鎖したり、ロシアメディアに圧力をかけるなど「前代未聞の」反ロシア運動を繰り広げたと指摘。米国は制裁を通じ、ロシアを欧州のエネルギー市場から締め出そうとしていると論じた。

ただトランプ大統領については、ほぼすべての公約の実施を阻止しようとする政敵のせいで、行動が予測不可能になっていると述べるにとどめた。