10月18日に幕が開けた中国共産党大会 写真:新華社/アフロ

10月18日から24日までの予定で、中国共産党大会が開かれています。日本の新聞でも連日大きく報道されています。党大会ですから、さしずめ自民党大会と同じはずなのに、なぜこちらは世界が注目するのでしょうか。そこで改めて共産党大会とは何か、“イロハのイ”をお届けします。政治学が専門の法政大学・趙宏偉教授にガイド役をお願いしました。(取材・文/ジャーナリスト 原 英次郎)

指導者は実は選挙で選ばれる

Q 共産党大会の役割は何ですか?

A 正式名称は「中国共産党全国代表大会」で、5年に一度開催されます。1921年に第1回大会が開かれ、今回で19回目です。同党の最高意思決定機関であり、「国」の運営方針の決め、党の指導者・指導部を決めます。「ここで選ばれた人たちがこれからの5年間、党を支配し、全国を統治することになるので、みんなが注目する」(趙宏偉教授)わけです。この「全国を統治する」という点がポイントです。