[23日 ロイター] - <為替> 衆院選結果を受け、アベノミクスや日銀の超金融緩和が続くとの見方が広がり、EBSトレーディングプラットフォーム<JPY=EBS>によると、ドルは対円でアジア時間に一時、114.10円と約3カ月ぶりの高値をつけた。

<ロンドン株式市場> ロンドン株式市場はほぼ横ばいで取引を終えた。銀行株や南アフリカの医療機関運営メディクリニック・インターナショナル<MDCM.L>が売られる一方で、エンジニアリンググループのGKN<GKN.L>が値上がりした。

銀行のバークレイズ<BARC.L>とスタンダード・チャータード(スタンチャート)<STAN.L>、HSBC<HSBA.L>、ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)<RBS.L>は0.1%から1.0%下落し、部門別で最大の重しとなった。

メディクリニック・インターナショナル<MDCM.L>は2.7%安と、FT100種で最も大幅に落ち込んだ。英国第2位の病院グループ、スパイア・ヘルスケア<SPI.L>に対する完全買収案が拒否された。メディクリニックはスパイアの最大株主。スパイアは15.2%急騰し、過去最大の上昇となった。

一方、GKNは5.1%上昇。航空宇宙部門と自動車部品部門を上場2会社に分割することを検討しているとの報道が材料視された。リベラムが投資判断を「売り」から「保留」へ引き上げたことも買い材料となった。リベラムのアナリストらは、資産売却や年金の赤字額縮小、新たな経営陣によるキャッシュフローの改善が全て、GKNの株価を押し上げる可能性があるとした。

<欧州株式市場> 続伸して取引を終えた。ただスペインのカタルーニャ州の独立を巡り政治的緊迫感が高まる中、同国株が落ち込んだほか、銀行株も振るわず、上昇幅は限定的だった。

スウェーデンのセキュリティ会社セキュリタス<SECUb.ST>は3.6%上昇した。第3・四半期決算が買い材料となった。

英国第2位の病院グループ、スパイア・ヘルスケア<SPI.L>は15.2%急騰。過去最大の伸びとなった。南アフリカの医療機関運営メディクリニック・インターナショナル<MDCM.L>による完全買収案を拒否したことが好感された。

一方、スペインのIBEX指数<.IBEX>は0.60%低下。スペインの中央政府はカタルーニャ州の分離独立を拒否し、同州を直接統治する決断を承諾するようにカタルーニャ州に迫った。

<ユーロ圏債券>衆院選結果が日銀の超金融緩和継続に追い風との見方が広がるなか、ユーロ圏金融・債券市場は国債利回りが低下した。

26日の欧州中央銀行(ECB)理事会で、債券買い入れの規模縮小と期間延長を表明するとみられており、衆院選の結果は世界債券市場に安心感をもたらした格好だ。

欧州市場では、10年債利回りの多くが1━4ベーシスポイント(bp)低下した。

ドイツ10年債利回り<DE10YT=TWEB>は一時、2bp下がって0.43%を記録した。

中銀支援策への依存度が最も高いとされ、低格付けの周辺国債券はアウトパフォーム。イタリア<IT10YT=TWEB>とドイツの10年債利回り格差は156bp前後と、2カ月強ぶりの水準に縮小した。