グレート!エクセレント!を普通に使おう

 今度は英語圏の社会を見てみましょう。アメリカを中心としてヨーロッパの人は感情の表現が少し大げさで、(日本人から見て)ストレートです。日本人の感覚からプラス1段階大げさにした表現が、英語圏の普通になると考えて間違いありません。この彼らの感情表現やノリ、波長に合わせないことには、なかなか英語で話を盛り上げることはできません。

 ですから英語を話す時や、英語でコミュニケーションをとる時は、恥ずかしいなどと思わずに、堂々と「I’m good.」と言うようにして下さい。そうすることで相手との会話を少しはずませることができます。

◎「I’m great.=すばらしいです。」

 また、営業畑の方は、エネルギッシュで調子がよいことをアピールしてから商談に臨んだ方が有利です。ですので、goodではなくさらに上のgreatを使うとよいでしょう。他にもパーティや社交の場、お酒の席でも、greatやexcellent(すばらしい)を使うと、その後の会話が盛り上がるのでおすすめです。

 このように、言語だけに目を向けるのではなく、外国人のノリや波長などを知ることも、ビジネスで成功するためには必要です。信頼関係や親近感、親密な関係はここから発生するからです。

食事でグッと仲良くなるための2つの方法

 食事の場はビジネスでもカジュアルでもとても大事です。レストランで商談をしたり、好きな異性を食事に誘うことは、相手との距離を近付けるには絶好の機会ではないでしょうか。

 さて海外に出張したあなたは、取引先と食事に行くことになりました。そして下のような質問をされました。

「What would you like to eat?=何を食べたいですか?」

 これに対して、下のように答えてしまってはダメです。

×「I am OK with anything.=何でもいけますよ。」