[リヤド 23日 ロイター] - サウジアラビアの富豪で投資会社キングダム・ホールディング<4280.SE>を率いるアルワリード・ビン・タラール王子は23日、米CNBCのインタビューで仮想通貨に懐疑的な見方を示し、ビットコインは「進行中のエンロン(事件)」のようだと警戒をあらわにした。

アルワリード氏は、規制が存在しないことが仮想通貨を危険な状態に置いていると指摘。「私はビットコインを信じていない。いつか破綻すると思う」と語り、粉飾会計が発覚して2001年に破産したエンロンを引き合いに出した。

その上で「この仕組みに合理性はない。規制が野放しで、米連邦準備理事会(FRB)やその他のいかなる中央銀行の監督も受けていない」と付け加えた。

一方でアルワリード氏は、米電気自動車のテスラ<TSLA.O>は投資対象としてはバリュエーションの「熱狂の度が過ぎている」と述べ、現時点では食指が動かないと話した。

キングダム・ホールディングはシティグループ<C.N>株を保有している。これに関して同氏は、現在73ドル前後の株価が100ドル超に達する可能性を秘めているとみており、「非常に喜ばしい」と話した。

またキングダムが出資するアコーホテルズ<ACCP.PA>とフォーシーズンズ・ホテルズ・アンド・リゾーツの合併は考えていないとも明言した。

サウジ政府が予定している国営石油会社サウジアラムコの新規株式公開(IPO)については、同国にとって「安全弁」の役割を果たすと説明した。