[ロンドン 24日 ロイター] - 投資家のユーロ圏長期インフレ期待が24日、一時7カ月ぶりの水準に上昇した。

週内に理事会開催を控え、資産買い入れ縮小観測も広がる中、欧州中央銀行(ECB)はインフレ期待上昇を歓迎する公算が大きい。

5年後から5年間の期待インフレ率を反映する、ブレーク・イーブン・インフレ率(フォワードBEI)<EUIL5YF5Y=R>が一時、1.6571%を記録した。

ECB目標(2%近辺)になお届かないが、6月につけた1.50%前後の低水準からは上昇した。

域内外の景気指標が底堅さを増したほか、ユーロ相場が軟調となり、原油価格も総じて上昇したことが要因とみられる。

また、インフレ期待の変化に非常に敏感とされる、ドイツ10年債利回り<DE10YT=TWEB>はこの日、4ベーシスポイント(bp)上昇して約3週間ぶりの水準をつけた。

コメルツ銀行のストラテジストは「ECBはインフレ押し上げに必要なあらゆる措置を講じる用意を示唆しており、量的緩和からの緩やかな出口政策期待もインフレ期待を下支えしている」と指摘した。