[24日 ロイター] - <為替> ドルが対主要6通貨バスケットで底堅く推移した。

米共和党の有力上院議員の間では、次期連邦準備理事会(FRB)議長人事でテイラー・スタンフォード大学教授への支持が優勢と伝わった。テイラー氏が就任すれば、金融引き締めを加速するとみられている。

衆院選の結果を受け、ドル/円<JPY=>は3カ月ぶりの高値付近で推移した。

<債券> 午後に入りトランプ大統領が次期FRB議長にテイラー氏を指名する公算が大きいと伝わったこと受け、国債利回りが一段と上昇した。

来年2月に任期が切れるイエレンFRB議長の後任人事を巡り、トランプ大統領は昼食会で共和党の有力上院議員から意見を聞いた。ブルームバーグ通信によると、ティム・スコット上院議員はテイラー氏が最も支持を得たと語った。

これを受け、30年債<US30YT=RR>利回りは3カ月ぶり、2年債<US2YT=RR>利回りは9年ぶりの水準に上昇した。

この日の米債券市場では報道前から国債利回りは上昇。ユーロ圏債券市場の動向に追随したことに加え、米株式相場の上昇で全般的にリスク選好度が高まっていることも利回りの押し上げ要因となり、10年債<US10YT=RR>利回りは2.414%と、5月半ば以来の水準に上昇していた。

<株式> 反発。ダウ工業株30種は1日として過去1カ月余りで最も大幅な上昇率となり、最高値を更新した。スリーエム(3M)やキャタピラーなどの決算や業績見通しが予想を上回り、景気に対し楽観的な見方が広がった。

S&P総合500とナスダック総合は小幅上昇した。

3M<MMM.N>は5.9%、キャタピラー<CAT.N>は5%、それぞれ上昇し、ダウを押し上げた。S&P工業指数<.SPLRCI>も日中の最高値を付けた。

FRBの次期議長人事を巡り、トランプ大統領が共和党上院議員に意見を求めたところ、テイラー氏への支持が多かった可能性があると報じられたことを受け、株価は終盤に上げ幅を縮小した。

<金先物> 投資家のリスク選好意欲が高まる中、安全資産とされる金には売りが出て反落した。

トランプ米政権による税制改革への期待や堅調な米企業決算などを背景に米株相場が大きく上伸し、リスク投資意欲が高まる中、金には売り圧力がかかった。

ただ、外国為替市場でドルが対ユーロで弱含み、ドル建てで取引される金の割高感が薄れたことから買い戻しが入ったほか、次期FRB議長人事を見極めたいとの思惑も広がったため、金の下値は限定的だった。

<米原油先物> 石油輸出国機構(OPEC)主導による一段の減産期待や米原油在庫の減少予想を背景に3営業日続伸した。

サウジアラビアのファリハ・エネルギー産業鉱物資源相はこの日、OPECが主導する協調減産について「われわれは極めて柔軟で、選択肢は引き続きオープンだ」と述べた上で、「世界的な原油在庫を通常水準とされる5年平均に引き下げるため、できることは何でもすることを決めた」と強調。一段の減産に前向きな姿勢を示したことから、世界的な供給過剰解消への期待が広がった。