大胆な入試改革を実施、“協働的思考力”を 身に付けた生徒を育成する

聖学院中学校・高等学校

大胆な入試改革を実施、“協働的思考力”を
身に付けた生徒を育成する

著者・コラム紹介

キリスト教精神に基づく人間教育で知られる聖学院。昨年度から、従来の偏差値にとらわれない「思考力ものづくり」入試をスタートして注目を集めている。目指すのは、これからの時代に必要とされる“協働的思考力”の育成だ。

聖学院中学校・高等学校
角田秀明 校長

 昨年度の入学試験、聖学院はユニークな思考力型のテストを導入した。LEGO®を使って自分の考えを表現する「思考力ものづくり」入試である。

 受験生はまず、自分の得意なスポーツや趣味をLEGO®で表現、次に課題に対する自分の解決策をLEGO®で表現、その作品について文章で説明する。複数の教員がその様子を見守り、ルーブリックに基づいて評価する。

昨年度「思考力ものづくり」入試で合格した受験生は、全員同校に入学した。その1期生の様子を見て、角田秀明校長は大きな手応えを感じている。

 「彼らは物事に前向きで、物おじしません。学校生活にも積極的で、毎日を楽しんでいます。また、個性的であり学力面でもトップ集団にいます。従来の中学入試の在り方に一石を投じる挑戦でしたが、今それが正解だったと確信しています」。

根底にある精神は「Only One for Others」

 来年度から、その「思考力ものづくり」入試がさらに進化する。これまでの入試は2月2日の午前に実施、それに加えて同日午後に「思考力+計算力」入試を、2月4日の午前に“難関思考力テスト”として「思考力+面接」入試を行う。

前者は、2枚の写真を見比べて課題解決の方法を文章で記述させる、いわゆる“批判的思考力”を問うテスト。後者は、二つのテストを合体した上で面接も実施し、“協働的思考力”を問うテストになっている。
 

 「本校が目指すのは、グローバル化が進展する中、これからの社会で求められる“協働的思考力”を6年間で身に付けてもらうこと。入試改革はその理念を体現したものです」(角田校長)

思考力を高めるLEGOⓇ SERIOUSPLAYⓇメソッドと教材活用を用いたチームビルディングは、通常の授業でも用いられている

 入学後は“協働的思考力”を養うため、さまざまな取り組みが行われている。学習面では、ICTを活用した欧米型の反転授業が複数の教科に導入され、英語教育では進捗度に合わせてグレード別にクラスを編成、理科教育では中学3年間で150種もの多様な実験や実習授業が行われ、PBLを用いた探究型学習が総合学習や学校行事など多様な場面で実践されている。

 さらに、世界を知り人間力を鍛えるため、伝統行事である糸魚川農村体験学習や、タイの養育施設を訪れて現地の少数民族と交流する「タイ研修旅行」なども実施されている。

 そのような取り組みの根底にあるのは、キリスト教の精神「Only One for Others」だ。「自分らしさ」を尊重し「他者のために」仕える。

 同校では毎朝、全校生徒が講堂に集まる礼拝がある。賛美歌と主の祈り、そして聖書に基づいたメッセージを聞く。「そのときは意識しなくても、人生の岐路に立ったときに絶対に必要になる言葉です」と角田校長。

 他者と共に生きる“協働的思考力”は、同校の教育理念に基づいた力でもある。


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所在地
114-8502
東京都北区中里3-12-1

TEL
03-3917-1121(代表)

URL
http://www.seig-boys.org/

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