[東京 25日 ロイター] - 大和証券グループ本社<8601.T>が25日に発表した2018年3月期中間連結決算では、経常利益が前年同期比4.8%増の689億8200万円となった。米国株式の堅調推移で外国株式の売買が膨らみ、リテール部門が好調だった。

部門別では、リテール部門の経常利益が前年同期比88.3%増の210億1700万円となる一方、ホールセール部門は同39.8%減の193億3100万円だった。

リテール部門では外国株の売買代金が半期ベースで5250億円と過去最高を記録した。ホールセール部門は、日本郵政<6178.T>株式の2次売り出しなどの大型案件があったものの、ボラティリティーの低下で債券や為替のトレーディングが引き続き振るわなかった。

第3・四半期入り後の業績動向について、同日会見した小松幹太・専務執行役(最高財務責任者、CFO)は「リテール部門は第2・四半期に比べると相当好調だ」と述べた。

一方、ホールセール部門は、トレーディング収益には引き続き大きな期待はできないものの、グローバル・インベストメント・バンキングで「上期ほどではないが(有望な案件が)それなりにあるので、昨年よりも良い数字が出る可能性は期待できる」と話した。

日経平均株価は24日までに16日続伸を記録。小松CFOは、ドル/円が115円付近に上昇し、日本企業の来期の業績期待を織り込む展開になれば2万3000円―2万4000円付近まで上げ余地があると述べた。

当期純利益は前年同期比6.7%減の513億円。アジアの持ち株会社の清算に伴う税効果で押し上げられた前期の反動で微減となった。

(和田崇彦)