[ストックホルム 26日 ロイター] - スウェーデン中銀は26日、政策金利をマイナス0.5%で据え置いた。据え置きは市場の予想通り。2018年半ばまで利上げはしないとの見通しも改めて示した。

中銀は声明で「インフレ率を引き続き2%近辺で維持するには、今後も緩和的な金融政策が必要だ」と表明した。

急激なクローナ高を回避することが重要であり、海外の金融政策とのかい離が明確になれば、急激なクローナ高が進む可能性があるとの認識も示した。

中銀は、金融政策を急激に引き締めれば、クローナ高が進み、ようやく上昇の兆しが出てきたインフレ率が反転するリスクがあると警戒している。

ただ、同国経済は年3%前後のペースで成長しており、現行の超緩和政策を疑問視する声も出ている。インフレ率は、今年大半の期間、目標の2%付近か2%を上回る水準で推移している。

資産買い入れの延長の是非については、今後の情報を見守り、12月に決定するとしている。

中銀は声明で「インフレとインフレ期待を押し上げるには、時間と金融政策による下支えが必要とされた」と指摘。「このため、国内の力強い経済活動が引き続き物価動向に影響を及ぼし、インフレ期待が引き続き目標にアンカーされることが重要だ」と述べた。

スウェーデンクローナ<EURSEK=>は、金融政策の発表後、小動きで推移している。

SEBのエコノミスト、Olle Holmgren氏は「欧州中央銀行(ECB)の政策と12月までの指標を見極める必要がある」と指摘。「資産買い入れの延長はないとみているが、中銀は延長の選択肢を温存している」と述べた。

ロイターのアナリスト調査によると、中銀は12月20日の理事会で資産買い入れの延長見送りを発表する見通し。

*内容を追加しました。