[26日 ロイター] - 米半導体大手インテル<INTC.O>が発表した第3・四半期(9月30日まで)決算は増収増益となり、売上高と調整後利益がともに予想を上回った。データセンター部門が好調で、同社は通年の売上高および調整後利益の見通しを上方修正した。

決算発表を受け、26日米株市場引け後の取引でインテル株は2.2%上昇し、42.25ドル。

第3・四半期の売上高は2.4%増の161億5000万ドル。トムソン・ロイター・エスティメーツがまとめたアナリスト予想の157億3000万ドルを上回った。

純利益は45億2000万ドル(1株当たり0.94ドル)で、前年同期の33億8000万ドル(同0.69ドル)から増えた。

調整後の1株利益は1.01ドル。アナリスト予想の0.80ドルを上回った。

インテルは通年の業績見通しについて、調整後1株利益を3.25ドル、売上高は620億ドルを上方修正。7月時点の見通しは、調整後1株利益が3ドル、売上高が613億ドルだった。

トムソン・ロイター・エスティメーツがまとめたアナリスト予想はそれぞれ3.01ドル、614億ドルだった。

利益率の高いデータセンター部門の第3・四半期売上高は7%増の49億ドルで、ファクトセットがまとめたアナリスト予想の47億9000万ドルを上回った。

スワン最高財務責任者(CFO)は電話会見で、データセンター部門について「当社のビジネスに占める割合が拡大し続けるとみている」と語った。

一方、クライアント・コンピューティング部門の第3・四半期売上高は横ばいの89億ドル。ファクトセットのアナリスト予想は86億8000万ドルだった。

インテルはPC市場への依存度を下げるため、データセンター事業に軸足を移す一方で、人工知能(AI)や自動運転車など新たな事業分野にも進出している。

同社は8月にイスラエルの運転支援ソフト会社モービルアイ<MBLY.N>の買収を完了。同業のエヌビディア<NVDA.O>やクアルコム<QCOM.O>などが繰り広げる自動運転車の開発競争に加わった。

GBHインサイツのダニエル・アイブス最高戦略責任者は「クラウド、IoT(モノのインターネット)、自動運転車によって新たな成長分野が生まれる中、インテルは今こそこれらの重要分野に成長の種をまくべきだ」と指摘する。

インテルが最近リリースした新型CPU(中央演算処理装置)「コーヒーレイク」は、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)<AMD.O>のCPU「ライゼン」と競合するとみられている。

*内容を追加します。