[26日 ロイター] - 米オンライン小売り大手アマゾン・ドット・コム<AMZN.O>第3・四半期(9月30日まで)決算は約34%の増収となったほか、利益が予想を上回った。7月に実施した30時間の時限セール「プライムデー」で小売事業が押し上げられたほか、企業向けクラウド事業が好調だったことが追い風となった。

決算発表を受け、時間外取引でアマゾン株は約6%上昇。

第3・四半期の純利益は2億5600万ドル(1株当たり0.52ドル)に増加。トムソン・ロイター・エスティメーツがまとめた1株利益のアナリスト予想は0.03ドルだった。

総売上高は33.7%増の437億4000万ドルと、327億1000万ドルから増加。今回の決算には8月に買収した自然食品スーパーマーケットチェーンのホールフーズ・マーケットの約1カ月分の売上高13億ドルも含まれる。アナリスト予想は421億ドルだった。

アマゾンにとり最大の市場である北米の総売上高は34.8%増の254億5000万ドル。

急速に伸びているクラウド事業のアマゾン・ウェブ・サービシズ(AWS)の売上高は41.9%増の45億8000万ドル。ファクトセットがまとめたアナリスト予想平均の45億2000万ドルを上回った。

ただ、総営業費用は35%増の434億ドル。「プライム」プログラム拡大に資金を投入したことが響いた。

第4・四半期については、営業利益が3億─16億5000万ドルになると予想。ファクトセットがまとめたアナリスト平均予想は15億ドルとなっている。

ベアード・エクイティ・リサーチのアナリスト、コリン・セバスチャン氏は「また堅調な業績だった。中核の小売部門で売上高の伸びが加速した」と指摘した。

オンライン小売の売上高は22%増の264億ドルとなり、約1年ぶりの大幅な伸びとなった。

プライムなど会員費の収入は59%増加し24億ドルだった。

ライアン・オルサブスキー最高財務責任者(CFO)は、倉庫やデータセンターなどへ投資する方針を示した。さらに、ビデオコンテンツへの投資も拡大する計画。アナリストは同社が今年、ビデオコンテンツ向けに45億ドル投資したとみている。

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