[フランクフルト 26日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のコンスタンシオ副総裁は、ユーロ圏の金融機関が抱える8430億ユーロ(9900億ドル)の不良債権の処理について、国内の景気を損ねるとのイタリアの主張に配慮し、「慎重に」進める考えを示した。

ECBは今月4日、銀行の不良債権処理についての新たな指針案を公表した。2018年1月以降に発生した不良債権には、100%の引当金を積むよう求めている。

ロイターが先週関係筋の話として伝えたところによると、ECBは、当初新指針の適用対象となっていた既存不良債権について、イタリアが反発したことで処理方法の再検討を迫られた。

コンスタンシオ副総裁は「もちろん非常に慎重に考えている。新規不良債権の処理とこれまでの不良債権を含めた処理は異なる」と指摘。最新の指針は「妥当だ」とした上で、ある程度柔軟に適用されるべきだとの考えを示した。