[東京 27日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の午後5時時点から小幅高の114円前半。欧州中央銀行(ECB)理事会後に進んだユーロ安は東京市場に入っても止まらず、ユーロ/ドルは3カ月ぶり安値まで下落した。

前日からきょうにかけて、市場の注目はユーロに集中。債券買い入れ規模を月300億ユーロへ半減すること、買い入れ期間を来年9月まで延長したことが、市場予想の範囲内ながらハト派寄りの決断だったこと、ドラギ総裁が「テーパリング(段階的縮小)ではなく小規模化」と説明したことなどから、理事会後にユーロ売りが加速した。

前日午後9時ごろから始まったユーロ安は、東京でもその流れが持続。午前11時前に一時1.1624ドルをつけ、ようやく下げ止まった。前日日中高値からの下げ幅は200ポイント超に達した。

ユーロは対円でも急落。一時132.59円と前日に高値をつけた夕方から16時間近くじり安基調が止まらず、2円弱下落した。

海外市場で米国債金利が上昇、独国債金利が低下したため、米独10年債の利回り格差は2%を超えて大きく広がり、半年ぶり高水準をつけた。JPモルガン・チェース銀行の試算によると「過去3週間程度の米独金利差とユーロ/ドルの関係から見ると、昨日のユーロ/ドルの下落(幅)は整合的」だったという。

午後3時過ぎのユーロは1.1623ドル付近、ユーロ/円は132.78円付近。切り返す動きは見られない。

ドル/円は対ユーロでのドル高が波及する形でしっかり。ECBのハト派姿勢を受けてドイツ株が最高値を更新するなど欧州株が堅調だったことも、円安地合いを支えた。

「日本株をアンダーウェートとしていた外国の年金などによる日本株買いに伴う円売りも出ている」(外銀)との声もあった。

ドル/円<JPY=>  ユーロ/ドル<EUR=>  ユーロ/円<EURJPY=>

午後3時現在 114.11/13 1.1641/45 132.85/89

午前9時現在 114.10/12 1.1636/40 132.78/82

NY午後5時 113.97/00 1.1650/51 132.77/81

(為替マーケットチーム)