10月24日、スペイン政府がカタルーニャ州の自治権を停止する準備を進めているなか、同州の警察は「昨日までの上司」である州政府トップの排除を命じられた場合、中央政府とカタルーニャ独立の大義のいずれに従うのだろうか。写真は州警察の警官の背後に立つ国家警察の警官隊。バルセロナで2日撮影(2017年 ロイター/Eloy Alonso)

[バルセロナ 24日 ロイター] - スペイン政府が27日にもカタルーニャ州の自治権を停止する準備を進めているなか、同州の警察は「昨日までの上司」である州政府トップの排除を命じられた場合、中央政府とカタルーニャ独立の大義のいずれに従うのだろうか。

 スペイン警察は1日、違法とみなされたカタルーニャ独立住民投票を阻止するため、警棒やゴム弾を使用したことで国際的な批判を浴びた。カタルーニャ州警察は、投票阻止の行動を拒否。この住民投票は現代スペインの憲政史上で最悪の危機を招いた。

 分離独立を掲げるカタルーニャ州政府は、自治権剥奪というスペイン政府側の計画に抵抗する意志を示している。プッチダモン州首相及び自治政府を強制的に退去させるよう命令が出たとしても、分裂して士気低下しているカタルーニャ州警察、通称「Mossos d’Esquadra」(カタルーニャ語で「若者たちの部隊」を意味する)が命令に応じるかどうかは疑問視されている。

 再び、国家警察が最前線に立つ可能性もある。

 独立賛成派と反対派のあいだで生じた不信感によって、カタルーニャ州警察は分裂しており、国家警察の部隊とも疎遠な関係にあることが、州警察や国家警察への取材で明らかになった。