[ニューヨーク 27日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場はユーロ/ドル<EUR=>が下落。スペイン・カタルーニャ自治州の独立宣言を受けてユーロ売りが加速するなか、安全資産とされる円やスイスフラン<CHF=>への需要が戻った。

ユーロ/ドルは週間で1.6%安と過去11カ月間で最大となった。欧州中央銀行(ECB)の債券買い入れ延長決定や、超緩和的な政策姿勢堅持の意向を示唆したことが材料視された。

ユーロ/ドルは直近で0.5%安の1.1595ドル。

ユーロ/円<EURJPY=>は0.6%安の131.98円。一時、約2週間ぶりの安値水準をつけた。

コモンウェルス・フォーリン・エクスチェンジの首席市場ストラテジスト、オマー・エシナー氏は「ECBは債券買い入れ期間延長の可能性を示し、ハト派的なサプライズをもたらした」と話した。

ドルは底堅かった。堅調な米経済指標や減税期待が広がったほか、トランプ大統領が連邦準備理事会(FRB)議長に、現職のイエレン氏より利上げペースの加速が好ましいと考える人物を選ぶとの観測も追い風となった。

ドルは対主要6通貨バスケット<.DXY>で0.3%高の94.919。一時、3カ月ぶり高値となる95.150をつけた。週間では1.3%高と年初来最大の上げを記録した。

米商務省が27日発表した第3・四半期の国内総生産(GDP)の速報値は、年率換算で前期比3.0%増と底堅い伸びを維持、市場予想の2.5%増を上回った。

トランプ氏が次期FRB議長に、パウエル理事を指名する方向に傾いているとブルームバーグが伝えた。別の候補者であるテイラー教授と比べてタカ派色が薄いとみられており、ドルは一時上げを縮小した。

ドル/円 NY終値 113.67/113.70 <JPY21H=>

始値 114.06 <JPY=>

高値 114.44

安値 113.65

ユーロ/ドル NY終値 1.1608/1.1612 <EUR21H=>

始値 1.1624 <EUR=>

高値 1.1626

安値 1.1575

(表はロイターデータに基づいています)