「Gboard」はスマホ向けのGoogle製キーボードアプリで、2016年に登場した。そして、つい先日9月20日にiOS版「Gboard」が日本語に対応した。なんと、Android版よりも先行リリースとなる。早速、今回はこの「Gboard」の使い方を紹介しよう。

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標準の日本語入力を置き換えるか? スルーするか?

Googleの日本語キーボードをインストールする

 Googleのスマホ向け日本語入力アプリ「Gboard」が日本語に対応した。日本語そのものの入力はそれほど変わっていないが、キーボードの中で検索し、その情報を手軽に入力できるなど、Googleらしい機能を搭載しているのが特徴だ。

 まずは、他のキーボードアプリと同様に、セットアップする。アプリをインストールしたら、「設定」の「一般」から「キーボード」を開き、「キーボード」→「新しいキーボードを追加」をタップする。リストから「Gboard」を追加したら、もう一度「Gboard」をタップ。「フルアクセスを許可」をオンにして、警告画面でも「許可」をタップすればいい。

 警告画面では、「過去にこのキーボードを試用して入力した内容を含めたすべての入力内容を許可することを許可します」と怖い内容が書かれているが、Googleはアプリの説明に「検索キーワード及び、音声情報以外のもの、例えば、パスワードや他人とのチャット内容などはGoogleへ送られることはありません」と書いてある。一般的な用途であれば問題なさそうだ。

 初期設定が終わったら、文字の入力画面でキーボードを開き、地球儀アイコンを長押ししてキーボードを切り替える。「日本語をダウンロード」をタップして、ダウンロードが終われば、準備完了だ。

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Gboard - Google キーボード(iOS版)
Gboard - Google キーボード(Android版)


作者:Google,Inc
価格:無料


※アイコンの横の文字をクリックで、ダウンロードサイトにアクセスします。

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アプリをインストールする
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「設定」から「キーボード」を開く
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もう一度「キーボード」を開く
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「新しいキーボードを追加」をタップする
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「Gboard」をタップする
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もう一度「Gboard」をタップする
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「フルアクセスを許可」をオンにして、警告画面でも「許可」をタップする
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入力画面で地球マークを長押しする
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メニューから「Gboard」を選択する
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「日本語をダウンロード」をタップする
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日本語がダウンロードされたら準備完了

Googleの検索結果をワンタップで入力できるのが便利

 日本語はフリック操作で普通に入力できる。変換候補はキーボード上に表示されるし、続く予測候補も表示される。特に迷わず利用できるだろう。

 「Gboard」のウリはGoogle検索機能だ。「G」アイコンをタップすると検索フォームが開き、画面下に結果が表示される。そして、その候補をタップすると検索結果のリンクとタイトルが入力されるのだ。天気を検索したなら天気と場所が自動的に入るし、店を検索したなら店名と住所、電話番号が入る。「検索」以外には、「YouTube」で動画へのリンクとタイトルを入力でき、「マップ」だと地図へのリンクがコピーされる。これまでは、ブラウザーと行ったり来たりしながらコピー&ペーストしていたのが、超簡単に処理できるようになる。

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キーボード上の「G」アイコンをタップ
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検索フォームにキーワードを入力する。サジェストから選んでも良い
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検索結果をタップすると結果のリンクや店の名前、電話番号などがコピーされる
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「YouTube」をクリックして検索すると動画がリストアップされ、タップすると動画へのリンクがコピーされる
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「マップ」で検索すると場所の情報が入力される
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リンクをクリックすると、該当箇所が地図で表示される

絵文字や顔文字に加えて手書き画像も描ける

 キーパッドの左下にある絵文字アイコンをタップすると、入力パッドが開く。左から順に絵文字、顔文字、手書きとなる。絵文字はキーワードで絞り込むことができ、使いやすい。顔文字は、5カテゴリーに分類されており、スライドして探せるようになっている。

 ユニークなのが手書き機能だ。ペンの太さと色程度しか選択できないが、描いた絵を画像として貼り付けることができる。署名の他手書きのお礼やイラストなどを描き込むのに便利だ。

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絵文字を入力できる。キーワード検索も可能
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カテゴリー分けされた顔文字が多数用意されている
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手書きパネルを開き、ペンの太さを決める
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色を選んだら手書きし、終わったら飛行機アイコンをタップ
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ペーストすれば、手書き画像を描き込める

キーボードの配置やタイプ、見た目をカスタマイズする

 スマホの画面が大きすぎて片手で操作しにくい、というのであれば配置をどちらかに寄せよう。地球儀アイコンを長押しするとメニューが開いたら、「片手モード」をタップするとキーボードが右側に寄る。左手で操作するなら、「<」をタップして左側に寄せれば良い。四方への矢印アイコンをタップすると元の表示に戻る。

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地球儀アイコンを長押しして「片手モード」をタップ
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キーボードが右側に寄る
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「<」をタップすれば左側に寄る

 キーボードのタイプを変更するなら、地球儀アイコンの長押しメニューから「設定」をタップする。「言語」をタップし、「日本語」をタップするとキーボードレイアウトの選択肢が表示される。標準は「12キー」だが、「QWERTY」を選択すれば、パソコンのキーボードのような配列で入力できる。

 面白いのが「Godan」だ。これはアルファベットでかなを入力するシステムだが、母音の子音が50音順に並んでいる。濁音や半濁音を入力する際は、子音を左右にフリックして入力する。操作には慣れが必要だが、なかなか効率的な設計なので、今後が楽しみだ。

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「設定」から「言語」を開く
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「日本語」をタップ
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キーボードレイアウトを選択する
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他のキーボードでも選べる「QWERTY」配列
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子音と母音のアルファベットで日本語を入力する「Godan」配列

 「設定」から「テーマ」を開くと、キーボードの外観を変更できる。デフォルトは白配色だが、黒配色にしたり、風景の画像を壁紙のように表示することもできる。なかなか新鮮な見た目になるので、気分に合わせて変えるのもありだ。

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「設定」から「テーマの選択」画面を開く
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キーボードを黒配色にしてみた
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風景画像を選択するとダウンロードされる
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キーボードの背景に風景画像が表示された。視認性は問題なし

 以上が、「Gboard」の説明書となる。昨年から公開されているだけあり、アプリの作りはとてもこなれている。動作もきびきびしているし、何より日本語をストレスなく入力できるのがいい。いくら、検索連携やGodanが便利でも、普段使いが面倒だとどうしようもない。その点「Gboard」は間違いなく神アプリ。もちろん無料だし、ブラウザからコピー&ペーストすることが多い人は、一度試してみることをオススメする。

筆者紹介─柳谷智宣

柳谷さん顔写真

1972年生まれ。ネットブックからワークステーションまで、日々ありとあらゆる新製品を扱っているITライター。パソコンやIT関連の媒体で、特集や連載、単行本を多数手がける。PC歴は四半世紀を超え、デビューはX1C(シャープ)から。メインPCは自作、スマホはiPhone+Xperia、ノートはSurface Pro3とMacbook Air。著書に「Twitter Perfect GuideBook」(ソーテック社)、「Dropbox WORKING」(翔泳社)、「仕事が3倍速くなるケータイ電話秒速スゴ技」(講談社)など。筋金入りのバーホッパーで夜ごとバーをハシゴしている。好きが高じて、「原価BAR」を共同経営。現在、五反田・赤坂見附・銀座で営業中。