[ロンドン 27日 ロイター] - イングランド銀行(BOE、英中央銀行)は9月、「数カ月中に」利上げを実施する可能性を示し、エコノミストの間ではBOEが11月2日に現在0.25%の政策金利を10年余ぶりに引き上げて0.5%にするとの見方が大勢となっている。

BOEは利上げの条件として、インフレ圧力が蓄積を続け、経済がフル稼働状態に近づくことを挙げた。

当時のBOEの経済予想と、その後発表された実際の数値を以下にまとめた。

◎物価

BOEは9月14日、消費者物価指数(CPI)の前年同期比上昇率が10月に3%強に達した後、徐々に減速するとの見通しを示した。物価目標は2%。

9月のCPIは3.0%で、前月の2.9%から上昇して5年ぶりの高水準になった。

◎賃金

BOEは8月、今年第4・四半期の賃金上昇率が年率2.0%となり、来年第4・四半期には同3.0%に高まるとの見通しを示した。

7、8月の賃金上昇率は年率2.2%だった。

◎成長率

BOEは、第3・四半期の国内総生産(GDP)成長率速報が0.3%と、前期と同じ低水準にとどまるが、消費者需要が改善しているため上振れる可能性もあると予想していた。

第3・四半期の成長率は前期比0.4%と予想を上回ったが、前年同期比では1.5%と、2013年初頭以来で最低だった。

◎失業率

BOEは8月、第4・四半期の失業率を平均4.4%、2018、19年を4.5%と予想していた。

失業率は5─7月の時点で4.3%に下がり、6─8月も同率だった。BOEは以前、4.5%を下回ればインフレ率の上昇を引き起こす可能性があるとしていた。