VOICE AO・推薦入試現役合格者たち

AO・推薦入試は、本当にやりたいことを真剣に考え、
自分の人生を決める入試

大橋南菜さん
(AO入試現役合格者)
慶應義塾大学 総合政策学部4年
出身校 雙葉中学校・高等学校

 早稲田塾卒業生の大橋南菜さんは現在SFC4年生で、コンサルタント企業への就職を決めている。

 出身が中高一貫校の進学校で、AO入試を受ける先輩が身近におらずイメージもわかなかったため、早稲田塾の門を叩いた。塾で受講した講座は、「AO・推薦入試特別講座」の慶應特化クラスと論文系講座。論文系講座では過去問を通して社会科学の基礎を学び、特化クラスでは関心のあるテーマについて徹底して調べ、講師やスタッフと対話して考えを深めた。

 志望理由書のテーマは、政治関係に興味があっため“民主主義の実現のためのコミュニティづくり”。「SFCのAO入試の面接は、教授3人との3対1の面接で、志望理由の内容について突っ込んで聞かれました。大学で学びたいことを、自分が納得するまで徹底して調べて書いたので、面接を上手くクリアできました。書類は、志望理由書はもちろんですが、活動報告書(=自己アピール資料)を作成する過程で自分自身と向き合い、活動や経験の意味や価値を表現することが大切だと思います」

 大学では、民主主義の本質に迫りたいと政治哲学を専攻、ゼミでは「平等論」を研究した。大学1年の途中から、早稲田塾で“担任助手”として後輩たちを指導している。

  「教える側になって、逆に多くのことを学びました。私自身がそうでしたが、AO・推薦入試の対策は、生徒の表面だけを見ていては分からない。ときには厳しい表現で指導しつつ、生徒一人ひとりの“自分の言葉”を引き出すことを心がけています」

 AO・推薦入試へのプロセスでは、自分の嫌なところ、ダメな部分を見つめる必要もある。一般入試と違って“人間力”が問われるため勇気が必要だが、達成感も大きい。

  「自分にとって、大学も就職もそれ自体がゴールではなく、勉強は一生続けたい。世間的な基準に惑わされず、本当にやりたいことを真剣に考え、自分の人生は自分で決めるという覚悟ができたのは、早稲田塾で学び、AO入試にチャレンジしたからだと思います」