[ニューヨーク 30日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場ではドルが下落。前週に週間で年初来の大幅な伸びを記録するなか、利食い売りが出たほか、ロシア疑惑を巡り関係者2人が起訴されたことで警戒感が広がった。

モラー米連邦特別検察官の事務所は30日、ロシアによる2016年の米大統領選干渉疑惑を巡り、トランプ陣営の選挙対策本部長を務めたポール・マナフォート氏ら2人が大陪審によって起訴された、と明らかにした。

みずほコーポレート銀行のストラテジストは「報道された時点でドルは値下がりしなかったが、現在の流れに対して警戒感が強まっている」と語った。

リスク回避の動きから円は値上がり。ドル/円<JPY=>は113.04円と1週間ぶり安値をつけた。ユーロ/ドル<EUR=>は0.25%上昇し、前週末つけた3カ月ぶり安値から値を戻した。

米連邦準備理事会(FRB)議長の後任人事で、パウエルFRB理事が指名されるのではないかとの観測もドルの下押し要因となった。パウエル氏は他の候補として名前が挙がっているテイラー・スタンフォード大教授よりもハト派とみられている。

経済指標では、9月の米個人消費支出が前月比1.0%増と、2009年8月以来8年1カ月ぶりの大幅な伸びとなったが、相場への影響は限定的だった。今週は3日に10月の雇用統計が発表される。

UBSは、最近の底堅い米指標に加え追加利上げ観測が根強い一方で、世界的に経済成長が強まれば資金はあらゆる主要国や新興市場国に向かうとみられることから、ドルの上昇余地は限られる可能性があるとの見方を示した。

ドル/円 NY終値 113.17/113.20

始値 113.58

高値 113.68

安値 113.04

ユーロ/ドル NY終値 1.1649/1.1653

始値 1.1637

高値 1.1658

安値 1.1604

(表はロイターデータに基づいています)