[シンガポール 31日 ロイター] - アジア時間31日の原油先物は小動き。米シェール生産の増加見通しが圧迫要因となる一方、石油輸出国機構(OPEC)主導の協調減産による市場のタイト化が相場を支援している。

0027GMT(日本時間午前9時27分)現在、北海ブレント先物<LCOc1>は1バレル=60.84ドル。前日終値をやや下回っているものの、2015年7月以来の高値に近い水準。6月に付けた年初来安値も約36%上回っている。

米原油先物<CLc1>は0.11ドル安の54.04ドル。2月以来の高値近辺で、6月に付けた年初来安値から約28%上昇している。

市場筋は、OPEC主導の減産を受けた強い地合いが、北海ブレント先物を60ドル台に押し上げたと指摘する。

協調減産は18年3月までだが、サウジアラビアとロシアは延長への支持を表明している。

リブキン・セキュリティーズの投資アナリストは「供給過剰懸念は、在庫の減少と需要の増加が続けば、供給不足への懸念に容易に変わるだろう」と指摘した。

一方、ASRウェルス・アドバイザーズの株式・デリバティブアドバイザーは「米シェール生産が中長期的に相場を圧迫する可能性がある」と慎重な見方を示した。