ダイヤモンド社のビジネス情報サイト
ワークス研究所の労働市場最前線

会社の「会議」や「議論」が
うまくいかないのはなぜ?
おざなりな会話と対話にこそ、その原因が潜む

――対話を深めるNEC、東京海上日動システムズの試み

五嶋正風 [ワークス研究所『Works』編集部員]
【第21回】 2011年11月10日
著者・コラム紹介バックナンバー
1
nextpage

 「参加者が自分の部署の都合ばかり主張して、物事が決まらない」「頭ではわかっているふりをしているようだが、なんだか腹落ちしていない雰囲気が伝わってくる」「そんなこんなで、なんだか会社の会議や打ち合わせがうまくいっていない気がする」――。もし、読者のみなさんがそんなことを最近感じているとしたら、それは必要な「会話」や「対話」の段階をすっとばして、いきなり「議論」を始めてしまっているせいかもしれない。

何か事を起こす際の
会話と対話と議論の関係

 図1は、複数の人が協力して何か事を起こす際の、「会話」「対話」「議論」の関係を図示したものだ(『対話する力』(中野民夫、堀公俊著、日本経済新聞出版社)の図表や記述を基に、ワークス編集部で作成した。

 いちばん下で、土台作りに当たるのが「会話」だ。互いの人となりを知り、思いや気持ちを通わせて、一緒に活動できる関係性を築き上げる。「会話さえ成立しない相手と、深い対話や議論は不可能」ともいえる。

 次が「対話」の段階だ。そもそも論を話し合い、「あなたがそういう考えを持つようになったのは、そんな経験があったからか」「あなたの主張には、そういう背景があったのか」と、互いにしみじみわかり合う。

1
nextpage
関連記事
スペシャル・インフォメーションPR
クチコミ・コメント

DOL PREMIUM

PR

経営戦略最新記事» トップページを見る

最新ビジネスニュース

Reuters

注目のトピックスPR

話題の記事

五嶋正風 [ワークス研究所『Works』編集部員]

(ごとうまさかぜ)慶應義塾大学法学部政治学科卒、2000年リクルート入社。就職情報サイト「リクナビ」の企画・編集を担当後、03年4月から現職。「対話=ダイアログで紡ぐ人と組織の未来」「働く人の心を守れ」「イタリア企業のネットワーク」などを担当。


ワークス研究所の労働市場最前線

超就職氷河期、非正規社員の比率の高まり、社内教育制度の限界など日本の労働市場は、大きな転換期にある。労働市場の研究所として名高いリクルート社のワークス研究所の研究員が、就職、転職、キャリアパス、制度問題など、労働市場を360度の視点から縦横に分析する。

「ワークス研究所の労働市場最前線」

⇒バックナンバー一覧