[ロンドン 1日 ロイター] - マークイット/CIPSが1日発表した10月の英製造業購買担当者景気指数(PMI)は56.3と、上方改定された9月の56.0から上昇した。

調査では、原材料(投入物)価格と産出物価格の上昇加速も示されており、イングランド銀行(中央銀行)が2日の金融政策委員会で10年ぶりの利上げに踏み切るとの見方を強める材料となりそうだ。

PMIの56.3は長期平均も上回る水準。ロイター調査でエコノミストは55.8への小幅低下を予想していた。

IHSマークイットの上級エコノミスト、ロブ・ドブソン氏は「英国の製造業は第4・四半期に印象的なスタートを切った。新規受注の増加が企業の生産拡大再開を促した」と指摘した。

ただ、国内市場は引き続き好調だが、新規輸出受注の伸びはやや鈍化し、最近のポンド高の影響を示唆しているという。

先週発表された第3・四半期の英国内総生産(GDP)統計では、製造業の伸びが1.0%と、過去1年余りで最大となった。ドブソン氏は同セクターが今後も四半期ベースで1%前後の伸びを維持するとみている。

経済全体の成長率は前期比0.4%と精彩を欠いたが、エコノミストの大半は、中銀が2日に政策金利を0.25%から0.5%に引き上げると予想している。

中銀は、今回のPMI調査で示されたインフレ圧力加速の兆候に注目する可能性が高い。

原材料コストは3月以来最も大きく上昇し、その結果として製品価格も4月以来のピッチで上昇した。

英国立統計局(ONS)が17日発表した9月の英消費者物価指数(CPI)は前年同月比3.0%上昇し、2012年4月以来、ほぼ5年半ぶりの高い伸びとなった。また、素材やエネルギーなどの投入指数も8.4%上昇した。