[ニューヨーク/フランクフルト 3日 ロイター] - 米アップルは3日、「iPhone(アイフォーン)」の10周年を記念した高級モデル「X(テン)」を発売した。世界各地のアップル直営店前には長蛇の列ができ、9月に発売された「8」と「8プラス」に比べ好調な需要となっていることを示唆した。

アイフォーンXは、顔認証によるロック解除システムなどの新機能を搭載。画面は有機ELを採用し、端末前面をほぼ覆いつくすサイズとなった。米国の販売価格は999ドルからとなっている。

クック最高経営責任者(CEO)はカリフォルニア州パロアルトの店舗に姿を見せ、列の先陣を切り入店した客を笑顔で迎えいれた。

サンフランシスコのユニオンスクエア店舗前には約250人が列を作ったほか、ニューヨーク・マンハッタン5番街にある旗艦店前にできた列の長さは1ブロックに及んだ。

アジアや欧州でも大きな反響がみられた。「8」と「8プラス」発売時にはわずか30人の短い列だったオーストラリア・シドニーではこの日、約400人が店前に並んだ。オーストラリアでの販売価格は1579豪ドル(1218米ドル)から。

東京の表参道にあるアップル店舗にも550人の長蛇の列ができた。欧州ではアムステルダム、ベルリン、ロンドンの店舗に数百人の客が駆けつけた。

アイフォーンXの好調な滑り出しは、アップルが前日示した年末商戦を含む第1・四半期(10-12月)売上高見通しを支えることになりそうだ。売上高見通しは840億ー870億ドルと、アナリスト予想平均の841億8000万ドルを概ね上回った。

エディソン・インベストメント・リサーチのアナリスト、リチャード・ウィンザー氏は、販売初日が好調となったことを受け「極めて良好な買い替えサイクルの軌道」と評価。ただ、「アイフォーン6ほど大規模な買い替えサイクルとは思えない」との懸念を示した。

前日発表した好決算も手伝い、アップルの株価はこの日3.7%上昇し最高値を更新。時価総額は8900億ドルに迫った。

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